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キャロルによる家庭内雑誌・詩集収録作の重複図
最初期の家庭内雑誌Useful and Instructive Poetryから死後出版となった詩集Three Sunsets and Other Poemsまでキャロルは、そのまま、あるいは大幅な改訂を経た形で自作の詩を幾度となく再収録している。その結果、複数の詩集や著作で、同一の詩が重複するということが起こっている。ここでは、キャロルの書いた家庭内雑誌とキャロルによる詩集に収録されている作品について、その初出と再収録の経緯を図にした。図にするに当たって、以下の点については詳細な記載を行っていない。
- 同一の詩の重複のみ扱い、重複したものの間でのテクストの変遷までは記さない
- 家庭内雑誌には、詩に限らずキャロルが文を書いているが、詩とそれらの文との区別は行わない
- The Rectory Magazineには、キャロルの家族の書いた記事もあり、それらも表に記載している。具体的には以下のものが、キャロルの筆になるものではない。
- A Tale without a Name
- Tommy and Dicky
- Thoughts on Thirstles
- Ode to Wild Beasts
- A Tale of the Wars
- Farmer Grubbins
- The Village School(おそらくキャロルの手によるものであるが、不明)
- Battiana
- Wanted Immediately
- Mrs Stoggle's Dinner-Party
- The Bride
- The Whirl-Wind
- The Rectory Magazineでは、Cogitations on Conclusionsを除くすべての記事に編者(キャロル)による'Answers to Correspondents'が書かれているが、ここでは、記事に付随するものと考え、独立して記載はしていない。
- Mischmaschには、詩の題とその引用をキャプションにした漫画が4編、収録されている。これについては一覧表に記載していない。
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参考文献:
Lewis Carroll Handbook
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