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キャロル作曲の音楽
キャロルが妹マーガレットのために作詞・作曲した歌が残っている。Miss Jonesという題で、楽譜と歌詞が『不思議の国の論理学』に収録されている。もっとも、作曲とは云っても既成の曲を22曲つなぎ合わせ(引用し?)て出来た曲である。そういう意味では厳密にキャロルのオリジナルという訳ではない。
ここでは、その楽譜を実際に音にしてみた。ただし、キャロルの書いた楽譜には、いくつかの「ルール違反」があり、ピアノでの演奏ならともかく、コンピュータ上で楽譜に移すのに、いくつか変更を要した。そういう意味では、ここで紹介する音というものも、あくまで音にする試みの一つに過ぎないということはお断りしておかなければならない。
実際に音にするに当たって、以下の点に修正を加えた。
- もとの楽譜は4分の2拍子から始まっているにも関わらず、最初の小節には8分音符二つしか入っていない。そのため、冒頭に4分休符を挿入した。
- もとの楽譜にはテンポの指定がないので、仮に4分音符=80とした。
- 小節内の音符の音価の和が小節の中に入るべき音価と違っている場合、明らかに書き間違いと判る場合には音価を変更した。
- 書き間違いではないが、音価が明らかに違う場合、その小節のみ拍子を変えた場合がある。
MIDIファイルとして作成したので歌詞はついていない。歌詞については上記『不思議の国の論理学』を参照されたい。
ご意見等ございましたらcxj03744@nifty.comまでお寄せ下さい。
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