主催:西武百貨店
映画『ドリームチャイルド』公開に合わせた企画。全国の西武百貨店で開催された。図録は作成されていない。自分の見に行った西武百貨店高槻店での開催(1月2日〜27日)では、出品リストの一覧が配布されていた。
主催:NHKサービスセンター
北米ルイス・キャロル協会会長チャールズ・ラヴェットのコレクションを軸にした展覧会。詳細な図録が作られた。自分の見に行ったのは日本橋高島屋での開催(7月15日〜27日)。
「不思議の国のアリス」展 図録の目次
主催:「ふしぎの国のアリスの物語展」実行委員会
前年翻訳出版された『ふしぎの国のアリスの物語』とタイアップした展覧会。同書の挿絵原画を中心に、日本の門馬コレクションからの出品による展覧会。会期中『ふしぎの国のアリスの物語』著者クリスティーナ・ビョルクが来日、東京会場での講演もあった。自分の見に行ったのは渋谷東急本店での開催(4月23日〜29日)と、神戸ハーバーランド阪急ミュージアムでの開催(5月22日〜6月2日)。この展覧会では図録は作成されていない。神戸会場では、「金子國義アリスワールド」が併催されていた。
主催:NHKサービスセンター
1998年のキャロルの没百年に先立つ企画として、その前年に行われた。詳細な図録が作られている。自分の見に行ったのは新宿三越美術館での開催(3月4日〜20日)、梅田阪急での開催(8月6日〜8月12日)、それに京都伊勢丹・美術館「えき」での開催(12月1日〜12月26日)。
ルイス・キャロル没後100年記念『不思議の国のアリス』誕生の謎展 図録の目次
主催:不思議の国のアリス展実行委員会
聖徳大学の初版本、キャロルの写真・書簡コレクションを中心にした展覧会。山本容子の版画による『アリス』のコーナーを展覧会の中に繰り込んでいた。面白い試みとして、原作の中から場面を三つ(チェシャ猫に話しかけるアリス――その横に穴に落ちるアリスの場面を並置――、気違いお茶会、青虫と話すアリス)、再現しており、その場面だけは撮影許可とした点がある。自分の見に行ったのはJR名古屋高島屋での開催(7月23日〜8月3日)。この展覧会では図録は作られていない。
主催:会場により様々。多くは主催の中に東映が参加。
三部構成になっていて「第1章 始まりの話――アリス誕生」「第2章 アリスの物語――不思議の国への招待」「第3章 アートの国――世界が愛する永遠のアリス」となっている。第1章では作品が生まれるまでとキャロルの初版本やテニエルのスケッチ、第2章では『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のストーリーに沿って様々な挿絵画家の絵を展示、第3章では、アリスを題材とした様々なアートの展示。第2章の部分がすべて撮影可能というのは英断。自分の見に行ったのは兵庫県立美術館での開催(3月16日〜5月26日)。
不思議の国のアリス展 図録の目次
主催:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、朝日新聞社、フジテレビジョン
2021年にロンドンVictoria & Albert Museumで開催されたAlice: Curiouser and Curiouserの世界巡回展。日本では東京・森美術館(2022年7月16日〜10月10日)と大阪・あべのハルカス美術館(2022年12月10日〜2023年3月5日)で開催。5部構成になっていて「第1章 アリスの誕生」「第2章 映画になったアリス」「第3章 新たなアリス像」「第4章 舞台になったアリス」「第5章 アリスになる」という構成。原作とキャロルについては第1章で紹介され、第2章以降はそこから派生した様々な文化についての展示になる。会場では撮影禁止の展示を除き、原則撮影可能(ただし一画面に展示品が3点以上写っていること。1点あるいは2点での撮影は認めない)。また、動画撮影が可能な展示が一箇所ある。自分の見に行ったのは森美術館とあべのハルカス美術館。(2022.12.31追記)
『アリス――へんてこりん、へんてこりんな世界――』目次
*この展覧会では図録ではなく公式書籍が出版されている(Victoria & Alvert Museumでの展覧会での公式書籍Alice: Curiouser and Curiouserの和訳)。
主催:「不思議の国のアリス展」実行委員会
1865年に出た『不思議の国のアリス』の出版160年記念として、マクミランで出された『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の挿絵(『子供部屋のアリス』を除く)を展示。テニエルによる挿絵(再プリント版)と比較する形でその挿絵の彩色版(Little Folks Editionの彩色挿絵、ハリー・シーカー、ディズ・ウォリス、ジョン・マックファーレンのそれぞれ彩色。一部複製あり)、『地下の国のアリス』に同一場面がある場合はその場面のキャロルによる挿絵が展示される。キャロルの著作やアリスとの関連の展示も一部あったが、それらを除き、展示されている挿絵はすべて撮影可能。自分の見に行ったのは大阪高島屋での開催(5月9日〜29日)。
出版160周年記念 不思議の国のアリス展 図録の目次