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Symbolic Logic Part I: Elementary第4版(1897)


Symbolic Logic Part I: Elementaryは1896年に初版が500部出され、一年の内に第2版、第3版、第4版とそれぞれ500部印刷された。第4版では例題と問題が追加されている。これは1997年の第4版。キャロルはPart II, Part IIIと三部作にする予定で、本書巻末にもPart IIから問題を付録として掲載、Part IIIまでの構想を述べているが、生前刊行されたのはPart Iのみであった。Part IIは草稿のみ残っており、1977年に復元版が出版された。Part IIIは構想のみであったと考えられている。


サイズ:12切版(平凡社ライブラリーとほぼと同じ大きさ)

こんな外見。
表紙。論理学の本だが、一般にも読んで欲しいということで、Charles Lutwidge DodgsonではなくLewis Carroll名義になっている。
タイトルページ。反対側に、表とカウンターを使った、キャロル独自の三段論法の解法が示されている。

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