Lewis Carroll: Q&A Board
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タイトル Re^6: 『不思議の国』テクストの異同について
投稿日: 2003/12/31(Wed) 11:18
投稿者書生 < >

> ただ、キャロルの詩全般に関して言えば、必ずしもA BOATという書き方をしていません。冒頭の献詩についてだけでも『スナーク狩り』『シルヴィーとブルーノ』『完結編』『子供部屋のアリス』は、軒並み普通の表記です。

うーん。私にとっての“キャロルの詩”のイメージは結局のところ故・高橋康也教授編集の筑摩書房版『ルイス・キャロル詩集』から一歩も出てないんですが、『ファンタズマゴリア(幻想魔景)』とかは“最初の一語は大文字”の形式で表記されてるんですよね?(ぜんぜん原典とかで確かめるすべもないまま、かなり無責任に書いてますが。)
しかし改めて考えてみると、Alice's Adventures under Groundでも、
 Alice was beginning to get very tired ……
と、ふつうの始まり方をしているわけで、章の頭(と詩の頭)の表現は、キャロルの手稿ではふつうに書かれているんだけれども、出版社側が当時の慣例に従って、ああいう表記にしたものと捉えたほうが自然な気はしますね。
まぁキャロルの意思が、まったく介在してないと断定してしまうのも危険かも知れませんが。
こうなって来ると、突き詰めればキャロルの手稿が問題になるし、ヴィクトリア時代の出版物の全体を見回してみなければならない、ということになって、このスレッドの趣旨からもちょっと外れてくるかと思うんで、話題を変えますが(笑) 木下さんは「9版」と「9版後刷り」というのを所蔵されてるんですよね(この Q&A No.5の宮垣さんとの対話など読むと)。この、最初の刷りと後刷りとの間には何かハッキリした違いのようなものがあるんでしょうか?


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