Lewis Carroll: Q&A Board
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タイトル Re^3: 『不思議の国』テクストの異同について
投稿日: 2003/12/29(Mon) 01:30
投稿者木下信一 < >
参照先http://www.hp-alice.com/

そうですね。scurriedについては、おそらくOEDの見出しがこうなっていて、多くの辞書の見出し語もこうなっていることから正書法としてはこちら、といった感じで修正したのでしょう。
to-day, to-morrowについてはキャロルはハイフンを入れる書き方をしています、これは『鏡の国』の一日おきのジャムの場面でも同様です。

グリーンやPenguin Classicsのペーパーバックスにはnotes on the textとして、本文についての説明がありますし、特にグリーンのものにはtextual notesがあるので、そのあたりを読むことで、幾分、参考になるのではないかと思います。対してガードナーのものは本文についての説明がありませんよね。
そういう意味でもグリーンの本文は信用できる、として良いのかも知れません。
とはいえ

>“Do bats eat cats?”〔,〕 for,you see,
カギかっこの中のカンマは、ロジャー・グリーン編集のオックスフォード版ペーパーバックにはありますが、ガードナーの『決定版 註釈アリス』にはありません(どちらも最終形の9版をもとにしたテクストとは思うんですが)。
3章コーカス・レースの説明場面、
(And,as you might like to try the thing yourself,some winter-day,I will tell you how the Dodo managed it.)
winter-dayのあと、グリーン版ではピリオドになってます。ガードナー版はカンマですね。
“One,two,three,and away!”のあとにも、グリーン版ではカンマがありますが、ガードナー版にはない。

1897年版では、すべてコンマだったりしますが。
ちなみに上の3箇所、Penguin Classicsでは、すべて1897年版通りです。


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